【小説】クリムゾンの迷宮 貴志 祐介

小説

みなさんこんにちは、あんしらです。

 

今回紹介するおすすめ小説は、貴志 祐介さんの作品「クリムゾンの迷宮」です。

貴志 祐介さんの作品「黒い家」が面白かったので、別の作品も読んでみたいと思い手に取った作品です。

おすすめ度「★★★★★」

グロ度「★★★☆☆」

あらすじ

藤木芳彦は、この世のものとは思えない異様な光景のなかで目覚めた。視界一面を、深紅色に濡れ光る奇岩の連なりが覆っている。ここはどこなんだ? 傍らに置かれた携帯用ゲーム機が、メッセージを映し出す。「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された……」それは、血で血を洗う凄惨なゼロサム・ゲームの始まりだった。『黒い家』で圧倒的な評価を得た著者が、綿密な取材と斬新な着想で、日本ホラー界の新たな地平を切り拓く、傑作長編。

【Amazon商品紹介より】

主人公の藤木は深紅色の奇岩が連なる謎の場所で目を覚ました。

 

そばに落ちていた携帯用ゲーム機には、「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された……」という文字が。

 

そこは本当に火星なのか、ゲームとはいったいなんなのか、藤木は無事に迷宮を脱出できるのか。

 

感想

やっぱり貴志祐介さんの作品は面白いです。

 

本作品ではゼロサムゲームと表現していますが、いわゆる昔流行ったバトルロワイヤルの先駆け的な内容ですね。

 

主人公藤木は火星のような場所で目覚めて謎のゲームに参加されられるんですが、実はほかにも参加者がおりまして、その参加者たちとの心理戦とか肉弾戦とかがかなり熱く、ハラハラさせられました。

 

「黒い家」の方でもお伝えしているのですが、貴志祐介さんの魅力は描写がとても詳しく、詳細に説明されることです。

黒い家の記事はこちら。

その詳しい描写が設定にリアリティを生み出し、恐怖の裏付けとなってフィクションだけどほんとうに起こりそうな恐怖感を体験できます。

 

今回もまさにその描写力が発揮されています。

 

迷宮に何人かの人間を放り込んでもよく考えてみると、特に殺し合いみたいなことにはならないんですよね。

もちろん参加者の中に裏の事情があれば別ですが、基本はみんなで知恵を出し合って、食料を探すとか水の確保の仕方を教えるとか、そんな感じで協力して脱出しようと試みるはずです。

 

では、「クリムゾンの迷宮」ははぜ血で血を洗うバトルロワイヤルになったのか。

 

読めば納得です、敵となる人たちに何が起こってバトルロワイヤルになってしまったのか、細かく詳しく描写されており、それを知れば「いや~そうなるとこっちもやるしかないっすわ~」と思わされます。

 

参加者たちの間でそういった駆け引きがあるのですが、それだけではなく過酷な自然環境との闘いも見ものです。

 

肉体的、精神的にも追い詰められた状況で過酷な生き残りをかけた闘いを主人公の藤木は生き残ることができるのか。

ぜひ結果はその目で読んで確かめてみてくださいね!

 

では、あんしらでした。

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