【小説】失踪トロピカル 七尾与史

小説

みなさんこんにちは、あんしらです。

 

今回紹介するおすすめ小説は、七尾与史さんの作品「失踪トロピカル」です。

グロい、えぐいと噂のこちらの小説、ポップな感じの表紙に似合わず確かにやばい作品でした。(いい意味で)

 

おすすめ度「★★★★☆」

グロ度「★★★★★」

あらすじ

迷子の親探しにいったまま、奈美が戻ってこない―誘拐か?旅行先で国分は青ざめた。空港や観光街で撮ったビデオに映る、奈美に視線を這わす男。予感は確信に変わった!国分は奈美の兄マモル、探偵の蓮見と手分けして探し始めた。事件の糸口を掴んだ蓮見は二人に連絡を取ろうとするが…。蓮見の行方、マモルの決意、国分に迫る影、奈美の生死は?息つく間もないシーンの連続。

【「BOOK」データベースより】

主人公の国分は彼女の奈美とバンコク旅行へ、ひょんなことから奈美とはぐれた国分、奈美は一向に戻ってきません。

まさか、誘拐!? 言葉も通じない、知り合いもいない、警察もろくに取り合ってくれない四面楚歌の国分。

 

奈美の両親に連絡を取りかろうじて奈美の兄と現地で落ち合うことに。 情報を集めるうちに次第に見えてくる謎の組織の実態・・・

ほしいものは金さえ出せばなんでも手に入る、バンコクの闇にはびこる欲望にまみれた裏社会に足を踏み入れた国分達が見たものとは・・・

 

感想

「……ミテミタクナイカ?」、「ダルマオンナ……ダヨ」

冒頭の数ページでトゥクトゥク(タイのバイクタクシー)の運転手とこんなやり取りがあります。

この時点でうわぁ、なんかこの小説やばそう・・・(いい意味で)と感じたあんしら。

 

ほんとにやばかったです、異国の地で一人取り残された主人公の心細い感じがもうハラハラして、彼女が闇の組織に誘拐されたんじゃないかという心配。

 

その闇の組織の行っている禁断の裏マーケットの存在が、奈美の安否が心配すぎて辛すぎました。

「ヤマトナデシコは希少価値が高い」、あ~も~奈美やばいよ! 早く助けないと!

 

なんとなくお察しのとおりグロい、えぐい描写が多く人がばったばったと死んでゆきます。

 

そして後半からは全く予想していない展開にこれまたいい意味で裏切られました。

 

グロさ、また後半の展開から好き嫌いが分かれる作品のようですが、あんしらは楽しめました。

ただ、海外での人の善意に付け込んだ犯罪は本当に恐ろしく、海外旅行に行けない軽いトラウマになりそうです・・・

タイトルの「トロピカル」とはどういうことなのかタイだからっていうだけなのかな?

内容的には「失踪グロテスク」って感じでした。

 

コメント